天河リトリート体験記
報告:HT京都/関西コーディネーター 麻生明子

天河リトリートを終えて (日付2005年5月)

2005年4月30日、うららかな気候の下、ヒューマニティ・チームジャパンで初めて、2泊3日のリトリートを開催致しました。
つい一か月前に、ニールが来日し、彼自身が一チームメイトとして、同じ位置から日本のメンバーを励まし勇気付け、 日本の皆様にメッセージを残してくれたばかりで、その余韻も冷めやらぬ間の開催でした。
そうであったからこそ、全国のチームメイトが一箇所に集まるような企画がまとまったのだと思います。
しかし、最初は、私も映子さんも、まさか今回のゴールデンウイークで、HTジャパンのイベントを、
しかも泊りがけで行うとは、思ってもいませんでした。なにせ、映子さんには、5月末から、
カントリーコーディネーター会議(ニューヨーク)があり、私もHT世界大会(同じくNY)の参加を決めていたのです。


HT京都のビーイングネスサークルでお世話になっている岡本さんには、
ニール来日公演が終わった直後から、「ゴールデンウィーク天河リトリート」のご提案をいただいていました。
しかし、映子さん共々、次は世界大会だ!という話をしていたので、提案は宙に浮いたまま、しばらくが過ぎようとしていました。
それが、3月末のある日、映子さんからメールがきて、
「ゴールデンウィークの天河リトリートを進めていきましょう。」と書いてあるではありませんか。
映子さんにとって、一番忙しい時期のはずです。
しかし、そのメールを読んだ時に、岡本さんがなぜ、天河企画を言い続けたのか、全てが納得いきました。
これは、起こるべくして起こっているのだ、そういう流れなのだと。
ですから、映子さんのメールに、「HT京都の主催でいいかしら♪」と書いていたことに「!」となりながらも、
しばらく自分と話し合い、主催を引き受けてみようと思ったのです。そう思えたのも、
今のHTの流れでは、私にはおよびもつかない、最高で完璧な体験が用意されているのを
(この8ヶ月程の活動を通して)感じていたからです。
そして、映子さん、岡本さん、はじめ、多くの強力なチームメイトが、いつでもサポートしてくれることもわかっていたからです。


とは言え、決定したのは1ヶ月前、泊りがけ、、ゴールデンウィーク中のスケジュール、交通の便が良くない場所、
ということを考えると、とても時間的余裕はありませんでした。
スケジュールを岡本さんと私で、打ち合わせし、急遽案内文を作成し、映子さんに掲載していただきました。
私たち主催者の予想では、全体で10名ぐらいだろう、と思っていました。
実際に3月末にHT京都の集まりで、この企画を関西の皆様にお話したところ、参加したいけれども、
既に旅行を決めていて参加できないので、もっと早く聞いてれば…、という残念そうなお声も幾つか聞いていました。
それが、どうしたことでしょうか、締切数日前には、19名もの参加申し込みをいただいておりました。
(その時のチームメイトが80名ほどでしたから、約4分の1が参加していることになります)やっぱり、
今回のこのイベントは「来るべくして来た、天からのいただきもの」だと思わずにはいられませんでした。



<天河への途中>
天河は、日本有数のパワースポットであり、参加申し込みいただいた方へのお知らせメールには、事前に何度も、
天河のエネルギーは高いので、出発時は無理なく来れるように、各自体調管理など、しっかりお願いしますとお伝えしてありました。
それでも、途中、私が近鉄電車に危うく置いていかれそうになる(シャレにならない!しかも主催者なのに)など、
天河の道は険しい?と思わすような場面もありました。
とにかく予定の人数が、下市口のバス乗り場に集合した時は、ひとまずホッとしました。
しかし、それは序章に過ぎませんでした。その後は増して、天河独特の感覚が、私たちを誘っていくのでした。
参加者の方より、天河までのバスの道中に感じたことをお聞きしておりますので、引用させていただきます。


〜参加者 鈴木さんより〜
京都に到着して皆さんと合流して特急に乗り、次の電車に乗り換えたあたりからエネルギーが高ぶり始めました。
この感じは、天河に入る最後のトンネルの中まで続きました。
バスで近くに座った岡本さんから最後のトンネルを抜けると雰囲気がかなり変わりますと聞いていましたが、
確かにそうでした。
それまでかなり高ぶっていたエネルギーが嘘のように落ち着いて静まり完全な静寂が訪れ、非常にクリアーになりました。
 後で読んだ本に天河は「壺中天(こちゅうてん)」であると書かれていましたが、分かる気がしました。
噂どおりトンネルをくぐるとき寝ている(気を失っている)方が多かったようです。

※壺中天:中国の昔話からきたことわざ。壺の中の別天地。俗界とかけ離れた世界。
誰にも知られず存在する異世界。という意味です。



<「誘導瞑想」 4月30日 20:30〜>
岡本さんファシリテートのもと、7色のエネルギーを宇宙から受け取る瞑想を行いました。
一つ一つのカラーをゆっくりとイメージしなが、自分が光のエネルギーに包まれていくところを感受していきます。
順番に7色を体験していく間に、特に自分が強い反応を受ける色があることに気付きます。
その不思議な感覚見つめていると、自分自身がそのエネルギーの一部と化していることも次第にわかってきます。
それぞれの色が持つエネルギーの特性について聞きながら、再度、自分の得た感触をかみ締めてみます。
最後に、何色でどのように感じたかを皆で話し合いましたが、手がしびれる感覚や、心がフワッと広がる感じ、
まさに宇宙と繋がったと思える瞬間など、人それぞれ、自分が一番感じる色、感じ方は様々でした。
7色には無い色で、急に包まれたという方もいらっしゃいました。一人では、30分も瞑想できないが、
今回はすんなり出来たという方や、グループで瞑想することで、新しい発見があったという方もいました。



<「天河ツアー」5月1日 10:00〜>
2日目は、あいにく朝から霧が立ち込め、雨の匂いがする曇り空でしたが、その情景が、さらに天河を神秘に感じせました。
そんな中、民宿のおじさん、こんにゃくを精製する工房の前を通って、おとめ神社に着くと、
そこは、木皮剥き出しの鳥居と、境内がひっそりとたたずんでいて、何かと賑やかな私たちとは対照的でした。
山道を奥に向かって進む私たち。
ここは、ずっと天川沿いで、絶えず水の流れる音が響き渡るり、朝露のかかる緑が鮮やかな場所でした。
ツアーと言っても、ポイントがあるわけではなく、天川の豊かな自然を満喫しながら、
自分自身のお気に入りの場所を見つけられるように、皆様には、思い思いにブラブラしていただきました。

思いがけず、「わっ!」という声の方を見ると、参加者の一人が、道の片隅の土壁を指差し、
「ここ、ここ」と声を潜めながら指差しています。
そこには、野鳥が巣に6個ほどの卵を産んでいました。通りすがりの私たち一行にびっくりして、親鳥だけが飛び上がったのです。
何人かのメンバーで、その巣を囲み、しみじみとその小さな魂の麗しさに感動していました。
かわいらしく、力強いその世界に感謝しながら。

その後、天川の河原に降りて、対岸に構えるみごとな六角岩を眺めたり、何人かは川をぐるりとまわり、六角岩に近寄っていました。
当人たちは、気付いていないようでしたが、近付いた瞬間、六角岩の上方に風が吹き、木が大きく揺れていました。
近づく度にです。それは、とても神がかり的で、対岸から眺めていた私たちは、不思議そうに思いながら、
それの光景をみつめていました。
帰りに、天河神社裏の山の中に祀られている神棚にお参りをして、全員が、天河の自然エネルギーを全身に浴び戻りました。

全員が、身体の余計な力や不要な精神の束縛から解き放たれた状態で、フワッとしていましたので、
(もちろん私も含めて)密かに全員が戻ってくるのかドキドキしていました。



<「CwGワーク」5月1日 13:00〜>
さぁ、いよいよカントリーコーディネーターの映子さんが、アメリカアッシュランドのCwG財団提供LEP
(ライフエデュケーションプログラムでの体験したを織り交ぜたCwGミニワークが始まります。)
(天河でのワークの時間は3時間程で会った為、ワーク全体を行えませんでしたので、
映子さんに簡単にまとめていただいたものを開催致しました)こちらのワークについては、
参加者の感想をご紹介する方が、ご参加いただけなかった方にも伝わりやすいかと思いますので、
そちらを引用させていただきます。



〜参加者 込山さんより〜
探求−受容−宣言。このプロセスによる自己の変容に驚く!
@私は誰?でもっと高い本当の自分を探す。二人でペアになり互いに、私は誰?と言いながら、
実はひとつ″だという気になってくる。不思議だ。ペアのタカさんの目が澄んでとても綺麗だった。
A一人でエネルギーの球を創り、それを隣りの方の球と一つにし、更に隣りのグループと一つにする。
最後に全員で一つの大きなエネルギーの球にする。互いのエネルギーが共鳴し拡大しながら
大きなエネルギーとなって皆を包み込む。その後、各人が受容のポーズ。
皆から肯定的な言葉を言ってもらう。受容のポーズでは、恥ずかしい気持ちと開放感が入り乱れる。
ちょっと、はにかみながらポーズをとる。
B最後に一人一人が皆の前で宣言。自分の在る状態をしっかり宣言できた。みんなの宣言も素晴らしい内容だ。感動!
いままでに無い体験をさせて頂き、CC映子さんと参加者全員に感謝!



〜参加者 川上さんより〜
私にとって、一番のクライマックスは2日目でした。CWGワークショップで、瞑想をして、手のひらと手のひらの間に、
エネルギーのボールがあることをイメージするよう、言われました。そのときに、そこにはっきりとボールを感じました。
とても驚いて、そのボールを手で押してみました。
そこに弾力があるボールを感じた後に、「そのボールを手で押すと弾力を感じます」と言われ、とても驚きました。
私が感じていたそのままを言葉で言われたからです。そして、そのボールを全員で集めていき、
その中に入ってみるというのをしました。目を閉じたまま、その内側に入ったときに、
まばゆい白い光に覆われているのがはっきりと見えました。
そのときに、太陽の方向を向いているためではないかと思い、1周回りましたが、
どの方向を向いても同じようなまばゆい白い光が見えていました。やさしく白く光る輝き。私は、不思議な経験をしたのです。
そのワークショップでは、自分の内側を見つめるようなさまざまな作業をしました。
どれも印象深いものでしたが、感じたボールのことと白い光のことを思い出し、しばらく不思議な気持ちになっていました。

このワークショップの最後は非常に感動的でした。
「神との対話」からの抜粋はすばらしいものでした。
それを聞き、こらえきれず泣いているひともいました。
そうやって感情をあらわに出すことができる環境、そして、それをすんなりと受け入れてくれる環境。
その環境がいかにかけがえのないものか、実感しました。
そして、環境をあらわに表現することは、とても美しいと思いました。
このような場がほんとうに欲しくなりました。



<「HTカンファレンス」5月1日 17:00〜&20:00〜>
最初に、HTジャパンがスタートしてから、これまでの流れにザッと目を通し
(ホームページ 活動履歴参照)現在HTで一番新しいグループである、ビーイングネスサークルについての内容を
映子さんから説明いただきました。意外と世界でもまだ広がっていないらしく、開催に躊躇しているという声もありましたので、
再度皆で確認したのです。
そして、今回参加いただいた各地チームリーダーから、ご挨拶と一言をいただき、その後はHTについての質問や、
これからのHTジャパンでの提案が多く、それについて皆で意見を交換しました。
強い意志でHTに参加しようと決めておられる方ばかりでしたので、
皆さんの意見の中には、重みのあるものが多く、コミットしてるからこそ出て来る意見ばかりでした。
中でも、全体にとって印象的であったのは、今は、既にHT埼玉を立ち上げられた川上さんが、 この時間に立ち上げの宣言をしてくれたことです。
次から次へと新しい流れが起きている今のHTジャパンの象徴とも言える瞬間でした。



<「タレントショー」5月1日22:00〜(参加任意)>
映子さんからトルコ・カウンシリングの際に、参加者が好きなものを披露する「タレントショー」なるものがあると聞いていたので、
今回のリトリートでも取り入れることにしました。披露する側を募集させていただいたものの、私からは、
「一人あたりの時間は、10分まで」とお伝えしただけで、中身の打ち合わせは、一切行いませんでした。
実に、その時になってみないと何が催されるのかわからない、ミラクルタイムでした。見る側も自由参加、披露する側も立候補制で、
時間帯も夜遅くです。よっぽど物好きでないと参加しないだろうと思いきや、多くの方にご参加いただき、(疲れてた方以外は、
残っていたように思います)大盛況となりました。演目の順序は、示し合わせたかのように、最初は皆で、
手作り舞台(場所を空けただけ)の方を向いて、演技を見ていましたが、次第に全員で輪になって全体参加で楽しむものに変化していき、
まさしく一体感を味わう内容となっていきました。大の大人が無邪気に、真剣に遊ぶ様は、私たちが日頃思い描く、
平和な世界の象徴のように思えます。子供の笑顔、そして、その子供達の先人となる大人の優しい笑顔を、
あちらこちらで見る事のできる世界の糸口をタレントショーにみたような思いでした。そして、私が一番感動したのは、
何も決めずにいたのに、(順番ですら、その時くじ引きで決めたのです)最高の一つのプログラムが成り立っていたという現実です。
人間の創造力のすばらしさ、それを持ち寄ることで巻き起こる凄まじいエネルギーを実感させていただきました。
この企画は、今後のHT活動において、多くのヒントを授けて下さいました。準備して下さった、皆様、一緒に楽しんで下さった皆様、
お疲れ様でした。


〜タレントショー演目〜
・療術
・フラダンス
・Love song♪
・メッセージゲーム
・シュナイター教育で使うゲーム
・弾き語り♪(イマジン)



<「ビーイングネスサークル」>
早朝からパラついていた雨も、この時にはようやく上がり、
私たちは再度六角岩が見渡せる川辺の一角で、 ビーイングネスサークルをはじめました。
岡本さんのファシリテートにて、古代シャーマンの教え、マジカルパスを行いました。
マジカルパスは、身体の本来の機能を活性する為に、メキシコシャーマンが考えた智恵の体操です。
動きには、身体全体のエネルギーから、周囲の気を集める為の動きまで多様でありますが、私たちが普段行う動きとは全く異なる、
ユニークで、リズミカルなものばかりです。
京都では、この「マジカルパス」を「生命」と位置づけていましたが、改めて感じてみる とそれは肉体からの「解放」、
「自由」を意味するものように思います。普段では考えられない動きをすることで、まず、思考がその肉体の動きに「?」を出します。
そして、脳の回路が、通常通り、意味のある動きさせようと、抵抗信号さえ、送り出してきます。しかし、それでもこの動きを続けると、
脳が身体を支配するのを不可能だと感じ、抵抗するのを止めます。その時、何者にも支配されない身体が復活します。そして次第に、
脳や、精神の支配を超えた身体に対する感情が、「喜び」となって湧き出してくるのです。以前、京都で開催した時の倍近い人数で
行ったので、さらにそう感じたのかもしれません。マジカルパスを体験された方の中には、自分の本質を表現するのに有効だと
感じられた人や、なかなか思い通りの動きが出来ない人など様々でした。そんな変わった動きをしている私たちを、他所の惑星からも
何かが見学に来ていたかもしれません。



<クロージング>
今回、参加者の方は関東方面の方が多かった為、ほとんどの方と初対面でしたが、食堂の大きなテーブルを全員で囲んだ時には、
まさしく大家族そのものでした。私に限らず、お互いがそのように感じあっていたことは、言葉を交わさずとも充分に伝わってきました。
19名もいましたから、じっくりお話できた方もいれば、ほとんどお話できなかった方もいます。でも、この2泊3日のリトリートを
創造していく中で、誰もが間違いなく希望の架け橋であると思える、心が震えた瞬間の映像が、走馬灯のように浮かび上がってきました。
それは、彼が心を開いていく過程でこぼれた涙の顔であったり、彼女が今起きてる真実をありのまま語った瞬間であったり、
ふとしたきっかけで、子供のような無邪気な笑顔で満たされたみんなの表情です。そこにいた誰もが、このテーブルを囲んでる自分たちを
夢心地で眺めていたことでしょう。一つに繋がった私たちだからこそ、一人ひとりのコメントを、自分の一部のように感じながら
聞き入っていました。決して偶然に集まったのではない参加者が、分かち合ってくれた愛のエネルギーが、本当に心地良くて、
いつまでもいつまでもその場を離れたくありませんでした。



<終わりに>
主催を担ってみると、今までの古い体制や価値観で何かを開催する時とは、過程も、結果も自分自身の感じ方も違うということが
はっきりとしました。天河は、日本古来の自然の豊かさと、全ての場所やものに神々が宿るという敬いの精神を今も尚残した場所です。
私たちが普段、忘れてしまったものがそこにはあります。そのありのままの「豊か」である状態を、参加者全員で感じてみたいと
思いながら、岡本さんと計画を立てていきました。計画の立て方も、実際のプログラムも、形に囚われず、既に完全であることを
信じてそれに基づいた結果、それは顕現されることを身をもって体験しました。それが私には大きな大きなエネルギーになっています。
間違いなく在り方が、変わりました。HTセンターを始める準備の姿勢も、以前では考えられない程、自然体です。
それによって、風通し良いセンターが出来上がってきたこともお伝えしておきます。
私たち全員の創造力の無限の可能性を信じて、任せれば、今この瞬間にも楽園は創造されるのです。



微笑。ふれあい。笑い声。
赦そうという決断。
分かち合おうという意志。
泣く能力ー他者の泣き声を聞く能力。
生命/人生への愛。神への信頼。互いの受容。
一体として生きるという選択。
恐れないという決意。

自然の流れに任せただけで、いつの間にか、これら全てが組み込まれた
プログラムが完成していたのです。
既に知っていることを思い出し、私たち全員が今一度呼び起こしたのです。
この事実に心から祝福をおくります。

最後に、実にハードなスケジュールの中、この計画をやろうと決めて下さり、
すばらしいワークショップを開催してくれた映子さん、
天河リトリートのそもそもの発案者であり、私や映子さんが開催の返事を出さない間も、
ずっと待って、私たちを天河へと導いてくれた岡本さん、
雨の中、車でお風呂まで何度も往復してくれたパートナーのタカ、
決して近い距離ではない中、各地から集まってリトリート全体をつくってくれた参加者の皆様、
参加できなくとも、その場所からエネルギーを送って下さった皆様、
本当にありがとうございました。

是非、次回新たな必然の場所と、仲間でリトリートを開催しましょう。

HT京都 麻生明子